Ballet Medical Support Team

Ballet Medical Support Team|バレエダンサーのための医学ケアサポート
Ballet Medical Support Team

バレエダンサーのための
医学ケアサポート 芸術家の身体と人生を、専門家の知識で支える。

Ballet Medical Support Team(BMST)は、医師、管理栄養士、トレーナーなど、 それぞれの専門分野のプロフェッショナルにより構成された バレエダンサーのためのメディカルサポートチームです。

BMSTは、バレエダンサーを「Artistic Athletes」と捉え、心身の健康を支えるチームです。

スポーツ医学では、整形外科的な疾患だけでなく、内科、婦人科、皮膚科、精神科、栄養学、運動生理学など、多方面の知識を総合して選手の健康管理とパフォーマンス向上を支えます。

BMSTでは、バレエダンサーもまた Artistic Athletes であるという考えのもと、芸術表現を支える身体を専門的に守るため、医療・栄養・トレーニングの視点からサポートを行います。

名称Ballet Medical
Support Team
略称BMST
対象バレエダンサー
指導者・保護者
視点医学・栄養
トレーニング
BMSTの考え方: バレエは芸術であると同時に、身体を最大限に使うハードな運動でもあります。 だからこそ、芸術性を守るためにも、身体と健康を守る専門的な知識が必要です。

バレエは芸術であり、同時にハードな身体活動でもあります。

ターンアウト、高い跳躍、回転、ポワント、男女で踊るパ・ド・ドゥ。 見た目には美しく伸びやかに見える動作の一つひとつに、高い負荷や関節へのストレスが存在します。

正確に身体をコントロールする神経系のトレーニングや、計画的・段階的な筋力づくりによって、 テクニックを安全に行うためのスキルを身につけられることもわかってきています。

それにも関わらず、バレエにおいて怪我や障害が起こりやすい背景には、 バレエが求める身体の使い方と、一人ひとりの骨格や身体特性との間にあるギャップがあります。

ISSUES

バレエ界にある根源的な課題

バレエ障害は、個人の努力不足だけで起こるものではありません。環境、教育、知識、文化の問題として捉える必要があります。

骨格に合わない強制

個人の骨格の向き不向きに関わらず、理想とされる形や使い方を強制されることで、身体に無理が生じることがあります。

日本特有の環境

海外の職業訓練型のバレエ学校とは異なり、日本では習い事とプロフェッショナルの境目が曖昧になりやすい現状があります。

医学的情報の不足

怪我や障害、栄養、女性の身体、身体づくりについて、指導者やダンサーに必要な知識が十分に届いているとは言えません。

美の基準による無理

バレエ特有の美の基準が、自分の骨格や身体の範囲内で踊ることを難しくしている場合があります。

民間療法への偏り

怪我や障害が起きた際、医師による診断を受けないまま長く経過してしまうケースも少なくありません。

指導者教育の場の不足

運動を指導するうえで必要な知識やモラル、リスク管理を学ぶ場が不足していることも、大きな課題です。

BACKGROUND

海外と日本のバレエ環境の違い

海外では、もともとバレエに適した骨格の生徒が選抜され、バレエに必要な身体の使い方を特別に訓練したのち、 劇場やカンパニーに就職して踊る流れがあります。そこには、職業訓練所とも呼べるバレエ学校の存在があります。

一方、日本ではそのような環境が十分に整っているとは言えません。 生徒の骨格が適していない場合でも、適した骨格の生徒が受けるべき内容と同じプログラムを、十分なフォローなく受けてしまうことがあります。

ただし、骨格が適さない人はバレエをしてはいけない、ということではありません。 それぞれの骨格に合った範囲で、正しい身体の使い方を身につけて踊ることが大切です。

BEAUTY & HEALTH

バレエの「美」と、身体を守る知識

バレエにおける基準のプロポーションを目指すためには、食事と身体の使い方の両方の知識、スキル、教育が必要です。

単に体重を落とすだけでも、筋肉をつけて体脂肪を落とすだけでもありません。 バレエに必要な筋肉を育てながら、不要な力みや負荷を減らしていく視点が求められます。

そのためには、バレエダンサー自身、そして指導者が、身体や障害、栄養についての知識を持つ必要があります。 そこが改善されない限り、バレエ障害は今後も起き続けてしまう可能性があります。

MEDICAL VIEW

医学的な視点が、バレエの未来を守る

芸術の名の下に、身体の問題を曖昧にしないために。BMSTは多方面からの専門的なアプローチを大切にします。

SPORTS MEDICINE

スポーツ医学の考え方をバレエへ

  • 整形外科的な怪我や障害への理解
  • 内科・婦人科・皮膚科・精神科の視点
  • 栄養学と運動生理学を踏まえた身体づくり
  • ジュニア期からの健康管理と成長への配慮
  • パフォーマンス向上と障害予防の両立
BALLET FIELD

バレエ界で見過ごされやすいこと

  • 痛みや不調を我慢する文化
  • 診断を受けないまま踊り続けるケース
  • 体型や食事への不適切な理解
  • 女性アスリートの三主徴に関わるリスク
  • 指導者側の知識・モラル・スキルを学ぶ場の不足
SUPPORT POLICY

BMSTが目指すサポート

怪我をしてから対処するだけでなく、医学的知識を通して予防し、結果としてパフォーマンス向上につなげます。

これまで起きがちなこと

痛みや違和感を曖昧にしたまま、根性や努力で乗り越えようとしてしまう。

BMSTが大切にすること

医師の診断や専門家の知識につなげ、原因を理解しながら安全な選択肢を考える。

これまで起きがちなこと

美しさや体型の基準だけが優先され、栄養や発育、心身の健康が後回しになる。

BMSTが大切にすること

芸術表現を支える身体を守るため、栄養・身体づくり・心の状態を総合的に考える。

これまで起きがちなこと

指導者や保護者が、何を基準に判断すればよいかわからないまま不安を抱える。

BMSTが大切にすること

バレエダンサー、指導者、保護者、医療者に向けて、必要な情報をわかりやすく発信する。

芸術家もまた、一人の人間です。

バレエは、スポーツを行うのと同じ身体を使って表現されるものが「アート」であるというだけで、 身体の問題が見えにくくなってしまうことがあります。

しかし、そのために犠牲になっている身体があるのだとしたら、それは大きな問題です。 事実として、バレエでは怪我や障害の報告が多くあります。

BMSTでは、医学的知識を通してバレエ障害の予防に努め、 結果としてパフォーマンスの向上につながることを目的に、 心身ともにサポートできるよう多方面からのアプローチを行っていきます。

芸術家もまた一人の人間としてその健康が守られ、芸術家自身がその人生を不安なく豊かに過ごしていける世界を目指して。
FOR WHOM

BMSTが情報を届けたい方

バレエに関わるすべての人が、身体を守る知識につながれるように。

バレエダンサーへ

自分の身体を知り、痛みや不調を放置せず、長く踊り続けるための判断力を育てるために。

バレエ指導者へ

生徒の身体を守り、怪我や障害のリスクを理解したうえで、安全な指導につなげるために。

保護者の方へ

成長期の身体、栄養、女性の健康、怪我への対応について、必要な情報を得るために。

医療者の方へ

バレエ障害を診る可能性のある医師や専門家にも、バレエ特有の身体負荷や文化を知っていただくために。

トレーナーへ

バレエの動作特性、審美性、身体づくりの繊細さを理解し、現場に即した支援を行うために。

バレエ界全体へ

芸術性と健康を対立させず、どちらも大切にできる文化を育てるために。

FAQ

よくある質問

BMSTとは何ですか?

Ballet Medical Support Teamの略称で、医師、管理栄養士、トレーナーなど各分野の専門家が連携し、バレエダンサーの身体と健康を支えるメディカルサポートチームです。

なぜバレエに医学的な知識が必要なのですか?

バレエは芸術であると同時に、ターンアウト、跳躍、回転、ポワントなど高い身体負荷を伴う運動です。怪我や障害を予防し、長く安全に踊るためには、医学・栄養・トレーニングの知識が必要です。

怪我をした場合、まず何をすべきですか?

日本において怪我や障害の診断が可能なのは法律上医師のみです。痛みや障害がある場合は、まず医師の診断を受けることが大切です。

BMSTは誰に向けた情報を発信しますか?

バレエダンサー、バレエ指導者、保護者、バレエ障害を診る可能性のある医師や専門家に向けて、身体・障害・栄養・トレーニング・心身の健康に関する情報を発信します。

バレエを、もっと安全に。
芸術家の人生を、もっと豊かに。

BMSTでは、バレエダンサーや指導者、保護者の方々に知っておいていただきたい情報を積極的に発信していきます。 バレエ障害を診る可能性のあるドクターにも、参考にしていただける場を目指します。

ページの先頭へ戻る