ピアニスト・音楽家
瀬川玄先生、
芸術文化領域講師に着任
和声解析をライフワークとし、演奏・講座・楽曲解説を通してクラシック音楽を伝えてこられた瀬川玄先生を新たにお迎えします。
「もっと柔らかく」
「もっと盛り上がって」を、
音楽理論から説明できる指導へ。
瀬川玄先生|ピアニスト・音楽家・芸術文化領域講師
音楽を「感じて」と伝えるだけでは、
その感覚が生徒に同じように届くとは限りません。
なぜ、ここでは柔らかくなるのか。
なぜ、ここでは高揚するのか。
その理由を音楽そのものから読み解けると、指導の言葉は、もっと具体的になります。
芸術文化領域講師として、
瀬川玄先生が着任いたしました
この度、芸術文化領域講師として、ピアニスト・音楽家の瀬川玄先生が着任いたしました。
瀬川先生は、演奏家として活動を続ける一方、クラシック音楽の楽曲解説や和声解析にも長く取り組んでこられました。
本講座では、その専門性をバレエ指導へとつなぎ、感覚的に語られがちな「音楽性」を、音楽理論の側から読み解いていきます。
音楽を読み解き、伝えられることへ。
「もっと柔らかく」を、
どう説明するのか
「もっと柔らかく」「もっと盛り上がって」。レッスンでの注意の多くは、音楽性に関するものです。
しかし、それを感覚的・抽象的な表現にとどめず、音楽理論に基づいて論理的に指導できる方は多くありません。
感覚的な言葉だけでは、指導者がイメージする表現と、生徒が受け取る表現が一致しないことがあります。
音楽そのものに理由を見つけられれば、表現の根拠を具体的な言葉として共有しやすくなります。
感じたことをそのまま伝えるのではなく、「なぜ、そう感じるのか」を音楽そのものから読み解く。そこに、今回の講義の大きな特徴があります。
感情の根源となる
「和声」に注目する
本講座では、楽しさや悲しみといった感情の根源となる「和声」に注目します。
なぜその音が使われているのか。作曲家の意図を和声から読み解くことで、「なぜその表現になるのか」という理由が明確になります。
これまで何となく感じていたことが言語化できるようになることで、より説得力のある指導へとつながります。
「なんとなく」を、指導できる言葉へ。
感覚を否定するのではなく、その感覚がどこから生まれているのかを知る。和声を手がかりにすることで、指導者自身の音楽理解と、生徒への説明の両方が深まっていきます。
リズムや拍子から一歩踏み込み、
和声の抑揚を身体へ
リズムや拍子から一歩踏み込み、和声が生み出す抑揚や流れを身体表現へ取り入れていきます。
音楽の変化を聴く
拍の数だけではなく、和声がどのように移り変わり、音楽の表情をつくっているのかを捉えます。
変化の理由を理解する
「なぜここで高揚するのか」「なぜここで落ち着くのか」を、音楽理論から理解します。
身体表現へつなぐ
和声の流れを身体の抑揚や質感へつなぎ、踊りの表現をより豊かにしていきます。
音楽と踊りを別々に考えるのではなく、音楽の中で起きていることを身体の中にも見つけていく。その視点によって、ダンサーの表現力はより豊かになっていきます。
この講義で目指すこと
和声解析をライフワークとされる瀬川先生だからこそ、楽曲の構造と、その先にある感情や表現を丁寧につないでいきます。
音楽性を感覚だけにしない
感じたことの理由を、音楽理論から考えます。
作曲家の意図を読み解く
和声を手がかりに、なぜその音や流れが選ばれているのかを見ていきます。
指導の言葉を具体的にする
「もっと柔らかく」「もっと盛り上がって」の背景を説明できるようにします。
音楽と身体表現を結びつける
和声の抑揚や流れを、動きの質感や表現へつなげていきます。
音楽と踊りが、
もう一度深く結びつく時間。
「音楽に合わせる」だけではなく、音楽そのものが何を語っているのかを知ること。その理解が、身体の動きや指導の言葉を変えていきます。
聴く。
読み解く。
そして、身体で表現する。
瀬川玄先生
プロフィール
瀬川 玄
GEN SEGAWA / PIANIST・MUSICIAN静岡県浜松市に生まれ、父親の転勤に伴い幼少年期をアメリカ、ドイツ、フランスで過ごす。
日本帰国後、16歳の時にはじめてのソロリサイタルを開く。成城大学文芸学部芸術学科に籍を置きながら定期的に演奏活動を行う。
卒業後ドイツのヴァイマール・フランツ・リスト音楽大学にてクラウス・シルデに師事。在学中に全9回に渡るベートーヴェン・ピアノソナタ全32曲連続演奏会を成し遂げる。翌年に優秀な成績で卒業し活動の拠点を日本に移す。
日本帰国後はソロリサイタルをはじめ、サロンコンサート、室内楽、歌曲伴奏、コーラス伴奏、オーケストラとの協演、そしてレッスンや講座、ラジオのパーソナリティなどの活動を展開している。
東京・表参道にてクラシック音楽道場を主催。
ドビュッシー生誕150年に際し、全ピアノ独奏曲の演奏を達成。
ドビュッシー全ピアノ独奏曲の単日演奏に成功。
YouTube「クラシック音楽道場」にて楽曲解説・和声解析を発表中。
音楽性を、
指導できる知識へ。
バレエ安全指導者資格®では、身体や安全だけでなく、音楽や芸術文化についても学ぶことで、指導者がより豊かな視点を持てる環境を育てていきます。
感じるだけで終わらせない。
理解し、言葉にし、
身体へつなげていく。
