「アン・ドゥオールを姿勢から考える|『クララ』2024年5月号特集」

「もっと正しく開く」ために|中谷広貴が『クララ』アン・ドゥオール特集を担当|バレエ安全指導者資格®︎
MEDIA / CLARA 2024 MAY

「もっと正しく開く」ために。
アン・ドゥオールを、姿勢から考える

バレエ専門トレーナーであり、 バレエ安全指導者資格®︎創設者の中谷広貴が、 新書館『クララ』2024年5月号の特集 「『姿勢』『内もも』『股関節』がカギ★ もっと正しく開く! アン・ドゥオール」 を担当しました。

バレエ安全指導者資格®︎ テーマ:姿勢・アン・ドゥオール・成長期の身体
新書館 クララ2024年5月号

新書館『クララ』2024年5月号

FEATURE ARTICLE

アン・ドゥオールは、 「もっと開けばいい」だけではありません

バレエを習う多くの子どもたちにとって、 「もっとアン・ドゥオールして」 「もっと脚を開いて」 という言葉は、とても身近なものではないでしょうか。

アン・ドゥオールは、クラシックバレエを学ぶうえで 欠かすことのできない身体の使い方です。

しかし、ただ脚を外側へ向けようとするだけでは、 本来使いたい股関節ではなく、 膝や足首、腰など別の場所に負担がかかってしまうことがあります。

だからこそ大切なのは、 「どこまで開けるか」という結果だけを見るのではなく、 その子がどのような姿勢で立ち、 どのように股関節を使い、 身体全体をどう支えているのか を考えることです。

アン・ドゥオールを考えることは、
脚だけを見ることではなく、
「身体全体をどう使って立つか」を考えること。

今回の『クララ』の特集では、 「姿勢」「内もも」「股関節」という3つの視点から、 より正しくアン・ドゥオールするための身体の使い方を紹介しています。

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THREE KEYS

なぜ「姿勢」「内もも」「股関節」が 大切なのでしょうか

バレエでは、身体の一部分だけを切り離して考えることはできません。 足先の向きひとつをとっても、 骨盤、背骨、股関節、膝、足部まで、 身体全体が関係しています。

01

姿勢

身体の土台となる姿勢が崩れたままでは、 股関節を適切に使うことも難しくなります。 まず「どう立っているか」を見ることが、 動きを考える出発点になります。

02

内もも

バレエでは、外側へ開く動きばかりに意識が向きやすい一方、 脚を支え、身体の中心へまとめる感覚も重要です。 外へ開く力と、中心を保つ力の両方を考えます。

03

股関節

アン・ドゥオールは、 足先だけを外へ向けることではありません。 一人ひとり異なる身体を理解しながら、 股関節から無理なく動くことを学ぶ必要があります。

CHILDREN & POSTURE

成長期の子どもだからこそ、 「形」だけでなく身体そのものを見る

バレエを習う子どもたちは、 身体が完成してからレッスンを始めるわけではありません。

身長が伸び、 骨格が変化し、 筋力や柔軟性のバランスも変わっていく。

つまり指導者は、 常に成長の途中にある身体と向き合っている ことになります。

特に姿勢については、 「背中をまっすぐにして」 「胸を張って」 といった言葉だけでは捉えきれません。

骨格、筋力、柔軟性、成長の時期、生活習慣など、 さまざまな要素によって姿勢は変化します。

指導者の役割は、身体の異常を診断することではありません。
大切なのは、日々生徒と接するなかで変化に気づき、 必要に応じて保護者と共有し、 医療など適切な専門家へつなぐことです。

側弯症をはじめ、 成長期の身体について心配を感じている指導者や 保護者の方も少なくありません。

だからこそ、 「正しい姿勢をつくらせる」という発想だけではなく、 一人ひとりの身体を観察し、 無理をさせず、 必要な変化に気づける知識を持つこと が、これからのバレエ教育には求められます。

FROM TECHNIQUE TO HEALTH

「もっと上手に踊る」と 「身体を大切にする」を分けない

バレエでは、ときに 「上達するためなら多少の無理は仕方がない」 と考えられてしまうことがあります。

けれど、本来、 高いパフォーマンスを目指すことと、 身体を大切にすることは、 対立するものではありません。

自分の身体を知り、 動きの仕組みを理解し、 無理のある使い方に気づき、 必要なときには休み、 必要な専門家へ相談する。

身体を守ることは、
バレエをあきらめることではありません。
より長く、より豊かに踊るための学びです。

バレエ安全指導者資格®︎では、 バレエに関わる人が、 技術だけではなく 自分自身の身体について学ぶ文化 を広げていきたいと考えています。

NEW COURSE

姿勢をより深く学ぶために 「バレエ姿勢ベーシックインストラクターコース」を開設

今回の『クララ』掲載を一つのきっかけとして、 バレエ安全指導者資格®︎では、 バレエを習う方がより健康的に、 より良いパフォーマンスを目指せる環境づくりを進めるため、 姿勢に特化した学びとして 「バレエ姿勢ベーシックインストラクターコース」 を設けました。

バレエの姿勢を、 単に「きれいに立つための型」として覚えるのではなく、 身体の仕組みを理解しながら、 一人ひとりの状態を観察する視点を身につけていく。

その学びが、 子どもたちの健やかな成長を支え、 大人の学習者にとっても、 より安心してバレエを続けられる環境につながることを願っています。

目指すのは、「姿勢を直せる人」だけではありません。
身体を観察し、考え、無理をさせず、 必要な場合には専門家へつなぐことのできる指導者です。
OUR MESSAGE

バレエが、心身の健康につながる文化であるために

バレエは、 身体を美しく見せるためだけのものではありません。

音楽を聴き、 自分の身体と向き合い、 動きを学び、 少しずつできることを増やしていく。

そこには、本来、 自分の身体について知り、 大切にするための学びがあります。

だからこそ私たちは、 「もっと開く」 「もっと高く上げる」 「もっと細く」 「もっと頑張る」 という言葉だけが先行するのではなく、

なぜ、この動きをするのか。
この身体にとって無理はないか。
どうすれば、より健康的に踊り続けられるのか。

そうした問いを持つことのできる指導者を、 日本全国に増やしていきたいと考えています。

バレエを通して、心身の健康を届ける。

それもまた、 これからのバレエ指導者が担うことのできる、 大切な役割の一つではないでしょうか。

LEARN MORE

バレエの姿勢を、 身体の仕組みから学ぶ

子どもの成長期の身体を大切にしたい方、 自分自身の姿勢や身体の使い方を学びたい方、 そして、より安全で健康的なバレエ指導を届けたい方へ。

バレエ安全指導者資格®
運営:Safe Dance Association(セーフダンスアソシエーション)
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