踊る身体を、
「食」と科学で守る藤井 歩先生|バレエスタジオ ブリエ アシスタント/管理栄養士
美しく踊ることも、軽やかに舞台へ立つことも、健康な身体があってこそ叶うもの。藤井歩先生は、管理栄養士としての専門性とバレエ指導の学びを重ねながら、生徒の今だけでなく、その先の人生まで守るバレエを山陰から育てています。
「生徒のために、もっとできることはないだろうか」。バレエ安全指導者資格®を受講される先生方の振り返りには、いつもそんな想いがあふれています。技術を教えること。上達へ導くこと。そして何より、生徒一人ひとりの心と身体を大切に守ること。
島根・鳥取のバレエスタジオ ブリエでアシスタントを務める藤井歩先生は、管理栄養士という専門性を持ちながら、バレエの世界に長く残る「細さ」と健康の問題に向き合っています。食事、成長、身体の仕組み、そして揺れ動く心。そのすべてを切り離さず、一人の生徒の未来として見つめる先生です。
食と身体の両面から、踊る未来を支える
バレエの世界では、長い間「細い身体」が美しさの基準であるかのように語られてきました。けれど、その言葉を成長期の子どもがそのまま受け取ったとき、食べることへの罪悪感や、無理な食事制限につながってしまうことがあります。
必要なエネルギーが足りないままレッスンを続ければ、疲労が抜けにくくなり、集中力が落ち、怪我のリスクも高まります。骨や月経、心の安定など、その影響は舞台の上だけに留まりません。
藤井先生は、管理栄養士としての専門知識を持ちながら、こうした課題に正面から向き合っています。バレエの技術だけを見るのではなく、食事、成長、回復、心の状態までを含めて、一人の生徒の身体を考える。それが、藤井先生の指導を支える大切な視点です。
- 活動拠点
- 島根・鳥取
- 所属
- バレエスタジオ ブリエ
- 専門性
- 管理栄養士/成長期の食と身体
- 指導の軸
- 栄養・科学・安全・寄り添うコーチング
身体を細く見せることも、舞台で軽やかに踊ることも、健康という土台がなければ長くは続きません。藤井先生が守ろうとしているのは、目の前の一回の舞台だけではなく、その子がバレエを離れた後にも続いていく人生です。
健康をプレゼントする栄養指導
成長期の身体は、今日のレッスンに使うエネルギーだけを必要としているわけではありません。骨をつくること。筋肉や組織を回復させること。ホルモンの働きを整えること。脳を働かせ、気持ちを安定させること。身体の中では、目に見えない成長が毎日続いています。
その時期に「食べないこと」を頑張ってしまえば、目先では体重が減ったように見えても、踊るための力や、将来の健康まで失ってしまう可能性があります。
一生に関わる健康を犠牲にしてはいけない。藤井先生が大切にする栄養の視点
藤井先生が伝えるのは、「食べてはいけないもの」を増やす指導ではありません。美しく、しなやかに、安全に踊るために、何を、いつ、どのように食べるのか。練習で使ったエネルギーをどう補い、疲れた身体をどう回復させるのか。自分の身体に必要なものを、自分で選べる力を育てる指導です。
骨の成長、月経周期、疲労回復、集中力、気持ちの安定。これらは別々の問題ではなく、毎日の食事や生活と深くつながっています。専門的な根拠に基づいた藤井先生の言葉は、生徒にとってだけでなく、大切なお子さまを預ける保護者の方にとっても、大きな安心になります。
自分の身体を理解し、必要なエネルギーを受け取り、長く踊り続けられる力を育てること。それは、生徒の未来へ贈る健康のプレゼントでもあります。
「感覚」を「理論」へ変えていく学び
バレエには、「引き上げる」「背中を使う」「アームスをつなげる」といった、感覚的な言葉が多く使われます。長く踊ってきた人には通じる言葉でも、まだ身体感覚が育っていない子どもにとっては、何をすればよいのか分からないことがあります。
藤井先生は、指導の中で「ポジティブな疑い」を持ち続けることを大切にされています。
- 昔からそう言われているけれど、本当にこの身体にも合うのだろうか。
- この動きは、どのような仕組みで踊りを助けているのだろうか。
- この伝え方は、安全で、子どもにも理解できるだろうか。
疑うというのは、バレエの伝統や先人を否定することではありません。大切なものを、より安全に、より正確に次の世代へ手渡すために、理由を確かめる姿勢です。
アームスは、腕だけの話ではない
資格講座の学びを通して藤井先生が深く体感されたことの一つが、アームスの使い方と脚の動きのつながりでした。
腕をただ美しく置くのではなく、上半身を適切に支え、全身をつなげることで、脚が動きやすくなり、無理な負担を減らすことにもつながる。感覚として教えられてきたことに、身体の仕組みという理由が加わります。
「自分の指導に自信を持ちたかった」と語る藤井先生。その自信は、強く言い切るためのものではありません。なぜその方法を選ぶのかを説明し、生徒の反応を見ながら、必要なら別の方法を探せる自信です。
管理栄養士としての科学的な視点と、身体の仕組みに基づく学び。それらが重なることで、藤井先生の指導は、感覚だけに頼らない、分かりやすく確かなものへと育っています。
バレエを、人生を豊かにするものへ
藤井先生の言葉には、どこかほっとするような、広がりがあります。それは、バレエを大切にしながらも、「バレエが人生のすべてではない」という視野を持たれているからかもしれません。
上手になりたいと願うこと。舞台を目指して努力すること。それらは、とても尊いものです。けれど、そのために心や身体を壊してしまえば、バレエが本来持っている豊かさから遠ざかってしまいます。
心や身体を犠牲にするためのものではない。藤井先生の指導を支える広い視野
踊ることを通して、自分の身体を知ること。食べることや休むことも含めて、自分を大切にすること。舞台で得た集中力や表現する喜びを、バレエの外の人生にもつなげていくこと。
藤井先生が目指すのは、バレエのためだけに身体をつくる指導ではなく、バレエを通して、自分の人生を健やかに歩いていける身体と心を育てる指導です。
一人で抱え込まない、「チームバレエ」という考え方
生徒が抱える問題は、一人のバレエ教師だけですべて解決できるものではありません。食事の問題には栄養の専門性が必要になり、痛みや怪我には医療や理学療法の知識が必要になります。気持ちの不調には、心理の専門家による支えが必要なこともあります。
藤井先生は、指導者が一人ですべてを背負うのではなく、栄養、心理、医療などの専門家とつながりながら生徒を支える「チームバレエ」の視点を大切にしています。
「藤井先生に相談してみよう」と思えること
強く引っ張るだけではなく、ときには隣を歩き、ときには少し後ろから見守る。すぐに答えを与えるのではなく、生徒が自分の身体と気持ちに気づけるように寄り添う。
困ったときに、安心して相談できる大人がいることは、思春期の生徒にも、保護者にも大きな支えになります。
自分の専門外を曖昧なまま判断せず、必要な人につなぐこと。それは指導者としての弱さではなく、生徒の安全を最優先にする専門性です。管理栄養士として一つの専門領域を持つ藤井先生だからこそ、専門家同士がつながることの意味を深く理解されています。
山陰のバレエの未来を、やさしく照らす
藤井先生は、島根・鳥取を拠点に、幼児から低学年の子どもたちを中心とした指導に関わっています。バレエを始めたばかりの時期に出会う先生の言葉や関わりは、その子にとって、バレエそのものの印象になることがあります。
だからこそ最初に伝えたいのは、無理をすることではなく、自分の身体を大切にすること。周りより早くできることではなく、正しく育っていくこと。怖さや恥ずかしさの中で踊ることではなく、身体を動かす喜びを感じることです。
インターネットには、バレエやダイエットに関する情報があふれています。しかし、そのすべてが成長期の子どもにとって正しく、安全なものとは限りません。とくに、細さを求める情報は、専門的な背景を持たないまま広がりやすく、子ども自身が危険性に気づくことも簡単ではありません。
それは、情報が多すぎる時代において、子どもと保護者を守る大切な環境の一つです。
科学的な知識を持ち、それでも目の前の子どもの気持ちを置き去りにしない。学び続けながら、本物の情報を地域へ届ける。藤井先生の活動は、島根・鳥取のバレエシーンを、やさしく、そして確かに照らしています。
藤井歩先生という、安心できるパートナー
「美しくなりたい」「上手になりたい」。その願いと同じくらい、「健康でいてほしい」「怪我をせず、長く踊ってほしい」と願う生徒さんや保護者の方にとって、藤井歩先生は、とても心強い存在です。
管理栄養士としての確かな知識。感覚を理論へ変えていく学び。専門家とつながりながら生徒を支える視点。そして、バレエだけに人生を閉じ込めず、その人の未来全体を見つめるやさしさ。
背筋を伸ばすこと。しっかり食べること。疲れたときに休むこと。自分の身体の声に気づくこと。そして、踊ることを心から楽しむこと。その一つひとつは、別々のものではありません。
それらが重なった先で、バレエはきっと、人生をもっと豊かにしてくれるものになります。
身体が喜ぶバレエを、未来へ。
島根・鳥取のバレエスタジオ ブリエには、食と科学、そしてやさしさに支えられた、新しいバレエの時間が流れています。
バレエ安全指導者資格®事務局
バレエ安全指導者資格® 安全指導者MAP
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生徒の未来を守れる先生へ
バレエ安全指導者資格®では、解剖学、栄養学、整形外科学、生体力学、心理、指導法などを多角的に学びます。経験だけに頼らず、目の前の生徒に合った、より安全で、より伝わる指導へ。
