『お教室選び、新しい「安心」の基準』
バレエ安全指導者資格®︎コラムVol.27
みなさま、こんにちは。
バレエ安全指導者資格®︎事務局です。
今回から数回にわたり、
【10年後もわが子が「バレエを習って良かった」と笑えるために】
というテーマで、保護者の皆さまと一緒に考えていきたいと思います。
第1回目は、「お教室選び」についてです。
はじめてお教室の扉を開けた日。
音楽に合わせて、嬉しそうに身体を動かす姿。
舞台の上で、一生懸命踊る小さな体。
そんなお子様の姿を見て、「好きなことに出会えてよかったな」と感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
バレエは、子どもたちにたくさんのものを与えてくれる芸術です。
努力する力。
表現する楽しさ。
仲間と支え合う経験。
そして、自分の身体や心と向き合う時間。
だからこそ、「この子に素敵な環境を選んであげたい」と願うのは、とても自然なことだと思います。
けれど実際にバレエの世界に入ると、
「どんなお教室を選べばいいの?」
「厳しい指導って必要なの?」
「みんなこんなものなのかな…?」
と、不安や戸惑いを感じる場面もあるかもしれません。
これまで、お教室選びでは「有名な先生」「コンクール実績」「華やかな舞台」といった、“目に見える結果”が重視されることも少なくありませんでした。
もちろん、それらも一つの魅力です。
ですが今、私たちはもう一つ大切にしたい基準があると感じています。
それは、「子どもが安心して成長できる環境かどうか」という視点です。
私たちは、バレエの美しさは、「健康な心と身体」の上に育まれるものだと考えています。
以前は、「痛みに耐えてこそ上達する」という考え方が当たり前のように語られる時代もありました。
ですが今は、医学やスポーツ科学の視点から、「痛みを我慢し続けること」は決して良いことではないと分かってきています。
身体に痛みがある。
心がいつも緊張している。
怒られないように怯えながら踊っている。
そうした状態では、本来の自由な表現や、バレエを楽しむ気持ちが少しずつ失われていってしまいます。
だからこそ私たちは、「安全」と「芸術」は別々のものではなく、つながっているものだと考えています。
怪我をしない身体づくり。
発達段階に合わせた指導。
人格を傷つけない言葉がけ。
安心して相談できる空気。
それらは決して“甘やかし”ではなく、子どもが長くバレエを愛していくために必要な土台です。
また、これからの時代は、「先生にすべてを任せる」だけではなく、保護者と指導者が一緒に子どもを見守っていくことも、とても大切になっていくと思います。
心や身体の不調があった時。
進路に悩んだ時。
思春期の変化に戸惑った時。
そんな時に、「一緒に考えましょう」と寄り添ってくれる指導者の存在もまた、お子様にとっても、ご家庭にとっても、大きな安心につながります。
もし、お教室とのやり取りの中で、
「なんだか少し違和感がある」
「このままで本当に大丈夫かな」
と感じることがあった時は、その感覚をどうか大切にしてください。
保護者の皆さまの直感は、とても大切な“守る力”です。
お教室選びは、単に「バレエを習う場所」を決めることではありません。
どんな大人と出会うか。
どんな言葉を受け取るか。
どんな価値観の中で育っていくか。
それは、お子様のこれからの人生にも、静かにつながっていくものだと思います。
コンクールの結果や、技術の上達だけではなく、
「バレエを通して、自分を好きになれた」
「頑張った時間が、自信になった」
お子様が、そう感じられる経験こそが、本当の意味で一生の宝物になるのです。
これからのコラムでは、保護者としてできるサポートや、安心できる環境の見極め方についても、少しずつお伝えしていきたいと思っています。
お子様が10年後、「バレエを習ってよかった」と笑顔で振り返れる未来を願って。
バレエ安全指導者資格®︎事務局
本資格では、お教室選びのポイントや、現在のお教室の健康診断となるチェックリストなどを含めたお子様を守るための保護者のための『バレエ安心プログラム』を提供しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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