バレエ姿勢ベーシックインストラクターコース|大阪開催
「バレエを教える怖さ」を知っているから、姿勢から始める
マスターコーチ 三林かおる先生による、2026年9月7日の開催を終えての振り返りです。
大阪開催のコースを担当させていただきありがとうございました。
この日は「バレエを教える怖さ」を理解していらっしゃる3名が、各地から集まってくださいました。キャリアは三者三様で、「これから教えたい方」「大人クラスを指導している方」「バレエ教室を主宰していらっしゃる先生」。異なる視点が重なり合い、奥行きのある楽しい3時間となりました。
一般的に、生徒さんはバレエに近づきたい、指導者はバレエに近づけてあげたい、という自然な構図で未来に向かっているはずです。
本コースがまず向かうのは、未来の華やかさではなく「現実の足元」です。猫背や反り腰に代表されるマイナス姿勢のまま無理に踊り続けるのは、「ブレーキを引いたままアクセルを全開にする」ようなもの。上達を阻むどころか、身体を痛めてしまう可能性があります。
私自身、知識のないまま勢いで踊り続けた結果、外反母趾の痛みと腰椎棘突起骨折という、「痛いお土産」を背負って生きています。「バレエは身体を壊すもの」なんていう、ありがたくない風潮は今日までにしたいものです。
さて、この日の実践フィジカルワークの第一歩は、「目の前の人を見る」です。
なんとなく見るから「指標を持って見る」に変わります。これは一生モノの『ものさし』を手に入れたも同然です。取り扱い注意なのは、この物差しを使って「良い・悪い」を判断すると、相手を傷つける『武器』に化けてしまいます。私が一番気をつけて、自分に釘を刺しているところです。
続いて、ハーフカットポールを用いた独自の技術で『ゼロ姿勢』(勝手に名付けました)を作ります。『ゼロ姿勢』=「何でも始められる姿勢」へと導きます。
いよいよバレエの代名詞「ターンアウト(アンドゥオール)」の登場です。どこでターンアウトをしていますか?
ここで “実際なに?” と思った方はぜひ学びにいらしてください!
既に世に知られている外旋六筋群や骨盤底筋だけでは完成しないことを、ここではっきり受け取っていただけました。※もちろん、足のひねりでもありません。
実際にやってみると「土踏まずが落ちずにターンアウトができた。」「ここが関係あるなんて。」など、身体で腑に落ちた様子を言葉にしてくださいました。
勢いだけで「バレエやるぞ!」と飛び出す前に、まず『ゼロ姿勢』。通常のバレエクラスでは「〇〇さん、背筋伸ばして!」のひとことで終わりがちな場面も、このコースで奥深さを体感いただければ明日からは新しい自分で新しい導き方ができるようになっているはずです。
もし、姿勢だけで1時間くらい必要だと感じた方は、新クラスやプチクラスを新設することもできます。
私がたった一日でお伝えできることは、小さな種のようなものにすぎませんが、今日受講された皆さまがその先にある多くの生徒さんたちを温かく導いてくださる種になることを願っています。
改めまして皆様、コースの修了、誠におめでとうございます!
マスターコーチ
バレエ姿勢ベーシックインストラクターコース
健康も上達も、まずは「姿勢」から。目の前の人を見るための基礎と、姿勢をバレエの動きへつなげる実践を学びます。
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