芳賀直子先生|ディアギレフの功績と系譜

芳賀直子先生|ディアギレフの功績と系譜|バレエ安全指導者資格® 講師紹介
バレエ安全指導者資格® 講師紹介

芳賀 直子 先生Naoko Haga

ディアギレフの功績と系譜

バレエ・リュスやバレエ・スエドワを専門とする舞踊史研究家・芳賀直子先生。ディアギレフの人生とバレエ・リュスの足跡から、私たちが受け継いできたバレエの歴史と、総合芸術としての豊かさを紐解いてくださいます。

舞踊史研究家バレエ・リュス/バレエ・スエドワ研究新国立劇場バレエ研修所 講師著書『バレエ・リュス』『バレエ・ヒストリー』ほか
舞踊史研究家・芳賀直子先生
担当講義ディアギレフの功績と系譜

私たちは、バレエの歴史の先にいる

いま当たり前のように踊り、教えているバレエも、多くの人が受け継ぎ、変化させ、次の世代へ渡してきた文化です。

日本では、幼い頃からバレエに親しみ、レッスンや舞台を身近なものとして育つことも珍しくなくなりました。一方で、そのバレエがいつ、どこで生まれ、どのような時代を経て日本に伝わってきたのかを、改めて考える機会は決して多くないかもしれません。

バレエは西洋で育まれた芸術であり、舞台に残る作品や私たちが日々使う身体の表現にも、それぞれの時代や文化の積み重ねがあります。その背景を知ることは、知識を増やすことにとどまらず、受け継いだ芸術をどう扱い、次の世代にどう届けるのかを考えることにつながります。

芳賀先生は、ご自身のメッセージの中で、私たち一人ひとりが「バレエのこれまでの歴史の時間の最先端」にいると語ってくださっています。歴史は過去の人だけの物語ではなく、いま踊り、教える私たち自身につながっているのです。

芳賀直子先生 プロフィール

バレエの歴史を、舞台芸術だけでなく、美術や社会、文化とのつながりから研究し、さまざまな場で発信されています。

研究・文化事業

  • 舞踊史研究家。専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ
  • 青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 委員長
  • 青森県立美術館版バレエ『アレコ』ダンス・ドラマトゥルク
  • 一般社団法人日本バレエ・リュス&バレエ・スエドワ協会 理事

教育・著作活動

  • 新国立劇場バレエ研修所 講師
  • K-BALLET SCHOOL 講師
  • 大正大学 客員准教授
  • 主な著書:『バレエ・リュス』『バレエ・ヒストリー』『ICON』ほか

担当講義|ディアギレフの功績と系譜

伝説的なバレエカンパニー「バレエ・リュス」を率いたセルゲイ・ディアギレフ。その人生と仕事から、バレエがどのように新しい表現を生み、世界へ広がっていったのかを考えます。

舞踊史|バレエ安全指導者養成スクール

バレエ・リュスが残したもの

1909年にパリで活動を始めたディアギレフのバレエ・リュスは、20世紀の舞台芸術に大きな影響を与えました。振付家、ダンサーだけでなく、作曲家や美術家、衣裳デザイナーたちが関わり、音楽、美術、身体表現が響き合う新しい舞台を生み出していきました。

ディアギレフ自身は何を見つめ、どのような人々を結びつけ、どのような作品を世に送り出そうとしたのでしょうか。講義では、その人生をたどりながら、バレエ・リュスの功績を学びます。

そして、1929年のディアギレフの死とカンパニーの終焉が、バレエ・リュスの影響の終わりだったわけではありません。そこに集った表現者たちの仕事や思想は、その後も各地に受け継がれ、バレエの発展につながっていきました。その流れを知ることは、日本で私たちが親しんでいるバレエも、より大きな歴史の連なりの中にあると気づくきっかけになると思います。

01

ディアギレフの歩み

一人の人物の人生を通して、バレエ・リュスが生まれた時代と、その挑戦の背景を知ります。

02

総合芸術としてのバレエ

振付・音楽・美術・衣裳が出会うことで生まれた、舞台表現の広がりを考えます。

03

次の世代へ続く系譜

表現者たちの活動がその後のバレエや世界各地の舞踊文化へつながる道筋を見つめます。

歴史は、過去の出来事を暗記するためだけにあるのではない。
いま自分が踊り、教えている芸術を、深く理解するためにある。

芳賀先生からのメッセージ

資格への思い、講義で伝えたいこと、参加される皆さんへの言葉を、ご本人の文章でご紹介します。

01

今回の資格への思い

皆さま、こんにちは。舞踊史研究家の芳賀直子(はが なおこ)です。

最初から「え?」と思わないで下さいね、日本ではバレエ史を知らなくても踊り続けられてしまう、これは事実です。ですが、自分が好きで続けている芸術でもあるバレエのこれまでの歴史の時間の最先端に自分がいるのも事実です。バレエ史はダンサーにとっては自分の役を理解したり、より深めたりするために極めて役に立つ存在です。また、バレエ教育の際に歴史が身近になったら生徒さん達はそれぞれの立場で自分とバレエ史だけではない歴史、他の芸術との接点を見つける事ができるでしょう。バレエ史を知ることはプラスしかないのです。

今回、非常に幅広い分野の講座の中にバレエ史が入ることも本当に意義深いと感じています。バレエ史が自分とつながっている存在であること、そしてそれによって開かれ豊かになるバレエの世界への道案内ができたらと思っています。

02

担当する講座の内容について

日本の書店ではそれが美術館でも、バレエやダンスの本コーナーが併設されていることは多くありません。例えばパリやロンドンの街角でふらっと入った書店でも美術、シアターコーナーの近くにダンス、身体芸術のコーナーは当たりまえに存在しています。

そうではない日本でバレエの歴史に触れる貴重な機会として、皆さまにバレエ史知ってよかった、もっと知りたい、と思っていただける講座にしたいと思っております。歴史、と聞くとすぐ連想されてしまう年表的な在り方ではなく、バレエの指導にも役立ち、他の芸術やその時代の接点も見えてくるバレエ史を魅力的にお伝えしたいと思います。

03

参加される皆さんへ

バレエ史が皆さまのバレエの印象やこれまで疑問に思わなかったことを刺激する存在として伝わり、バレエがより深まるような講座にと思っております。

バレエは総合芸術、という言葉はしばしば使われますが、それが本当にどういう事なのかもお伝えできるかと思います。

皆さまのご参加お待ちしております。

歴史を知り、いまの指導を見つめ直す

「いつもそうしているから」という日常の中に、これまで知らなかった背景や、次の世代へ伝えたい価値を見つける時間です。

生徒に作品を紹介するとき、あるいは振付や音楽に触れるとき。その作品が生まれた時代や、そこに関わった人々の思いを知っていることで、伝えられることは大きく変わってくるはずです。バレエの歴史は、ダンサーにとって役柄や作品を理解する手がかりとなり、教師にとっては生徒の興味を美術や音楽、社会へと広げる入り口にもなります。

そして芳賀先生の講義では、資料や知識だけでなく、芳賀先生ご自身の好奇心と探究心、そしてバレエ史を語る熱量にも触れていただきたいと考えています。好きな芸術に長く関わっているからこそ、日々の仕事の中で、いつの間にか当たり前になっていることもあるかもしれません。

研究者がひとつの問いを深め続ける姿に触れることは、私たち自身がなぜバレエに惹かれ、何を大切にしてきたのかを思い出し、これからの指導や表現との向き合い方を考える、貴重な機会になると思います。

安全を学ぶ資格だからこそ、芸術の豊かさも

バレエ安全指導者資格®では、身体や医学、栄養、心理、教育に関わるさまざまな知識を学びます。その一方で、私たちが生徒に伝えているバレエは、技術の積み重ねだけで完結するものではありません。

音楽、美術、文学、歴史、社会とつながりながら発展してきた総合芸術であり、そこには幾世代もの表現者たちの思いや挑戦があります。安全に学び続けられる環境を整えることと、芸術としての豊かさを丁寧に伝えること。その両方を、全国の先生方と一緒に考え続けたいと思います。

尊厳SNS・デジタル心身体指導者の専門性透明性

バレエの歴史の先端に、
いまの私たちがいる。

芳賀先生のお話を通して、バレエが歩んできた時間を、より身近に感じていただけたらと思います。そして、いま当たり前のように触れている芸術が、多くの人の手で受け継がれてきたことを知り、「もっと知りたい」「もっと大切に伝えたい」と感じる時間となれば幸いです。どうぞご期待ください。

バレエ安全指導者資格®
運営:Safe Dance Association(セーフダンスアソシエーション)
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